HOME アイランドタイム > グアムのクラフトビール物語 ザ・グアムブリュワリー編

 

グアムのクラフトビール物語
ザ・グアムブリュワリー編

近年グアムで人気上昇中にクラフトビール。2010年に登場したグアム初のクラフトビール、ミナゴフ(Minagof)に続き、この1、2年で次々と新しいビールが登場。現在、グアムにある4つのブルワリーの中で最も新しいのが「ザ・グアムブリュワリー(The Guam Brewery)」。いくつかの企業が共同で出資・運営するビール会社だ。
 

昨年オープンした醸造所ではヘッドブリュワーのマイク・コンバース(Mike Converse)が奮闘。アメリカにクラフトビールブームを引き起こした北西部のスタイルと、全米で行われるクラフトビールコンペティションでの受賞ビールのレシピを元に、6種類のビールを醸造する。
 

暑い日に飲みたいクリアな旨さのグアム・ゴールドクリームエール(Guam Gold Cream Ale)、ホップの豊かな香りを楽しめるタモンベイ・ホッピーブロンド(Tumon By Hoppy Blonde)など6種類の個性豊かなビールの中からマイクのお気に入りはマンサニタ・アンバーエール(Mansanita Amber Ale)。チョコレート、キャラメル、スパイシーシトラスなどが複雑に絡み合った味わいは実に奥深い。彼が早い段階で開発したレシピでもあり、彼にとっては「初心に戻らせてくれる」大切なビールだ。
 

ザ・グアムブリュワリーが目ざすのは「グアムを代表するビールを作ること」。グアムの人々が納得する完璧なおいしさを求め、昔ながらの製法を踏襲しつつ、最先端の技術とトレンドも取り入れる。マイクは1年以上にわたり試飲を続けたという。グアムの歴史、文化、ホスピタリティーを、ビールを通して分かち合いたいと「グアム・プロダクト・シール」の取得はもちろん、ネーミングもグアムにちなんだユニークなもの。将来的には技術者を育て雇用を生み出し、輸出品としてグアム経済にも貢献したいというのがオーナーたちの思いだ。
 

そのおいしさを存分に楽しめるのがタモンにある直営ビアレストラン「ザ・グアムブリュワリー・タップハウス(The Guam Brewery TAP House)」。
 

ビールのおいしさをひきたてるフードメニューも豊富だ。地元新聞社主催の島民投票によって各部門の1位を決める「ピカズベスト・オブ・グアム(Pika’s Best of Guam)」では昨年、ベスト・ブリュワー(Guam’s Best Brewer)に輝いた。年々人気を増すグアムのクラフトビール界において、まだその歴史は始まったばかり。これからの飛躍に期待したい。
 

Information

ザ・グアムブリュワリー
The Guam Brewery
電話:+1 (671)969-2748
URL:https://www.theguambrewery.com
 


ザ・グアムブリュワリー・タップハウス
The Guam Brewery TAP House
営業時間:月〜金曜日 3:00PM~11:00PM
     土&日曜日 11:00AM~11:00PM
電話:+1 (671) 969-2748
 

ザ・グアムブリュワリー(16oz缶)販売店
– ペイレススーパーマーケット各店
– 76/サークルK
– フーディーズなど
 

2020/01/06 グアム Island Time

関連タグ