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ローカルアーティスト
マーク・デリソラ個展開催

今回は紹介するのは現在、開催中のローカルアーティストの個展。
主催するのはグアム カハ(Guam CAHA, The Guam Council on the Arts and Humanities Agency)です。
 

グアム カハの前身は、音楽、視覚芸術、文化遺産、文学、芸術教育等の発展を目的に、1967年にグアム大学下で設立したインスラー アーツ カウンシル(Insular Arts Council)。その後、名前を変えて活動の幅も広がり、現在は島の文化&芸術活動、そして活動家の教育やサポートなど多岐にわたっています。
 

グアム カハのオフィスに併設するギャラリーで開催されているのはマーク・デリソラ(Mark Dell’isola)氏の個展。
 

実は雑誌「アイランドタイム」では2010年にマーク氏のインタビュー記事を掲載しています。
 

米軍将校の父とチャモロ人の母との間にスペインで誕生したマーク氏。青年時代はワシントンD.C.で過ごし、美術を学びます。その後、グアムの叔父に呼び寄せられ、グアムでアトリエに構えることになります。
 

初めてグアムの土を踏んだ時の印象を当時、このように語っています。
「紺碧のリーフの海、どこまでも続く青い空の大きさに圧倒されました。肌をジリジリと焼き付ける太陽に照らされた自然環境のすべては逞しく、生命力に溢れています。わたしは文字では表せない力強い南国の秘めるパワーを表現したいと思っています」。
 

その後、ふと訪れたパラオ諸島では、パラオの伝統を受け継いだ自然と共存する自給自足の生活を送り、アーティストとしての感性を深めていきます。
 

インタビュー当時、彼が取り組んでいたのは世界一深い海溝、マリアナ海溝をテーマにした作品。それから10年以上の時が経ち、最近の創作のテーマはDNA二重螺旋(DNA double helix)。今回の個展でも彼独自の視点で捉えたDNA二重螺旋の作品が多数。その独特の世界観をお楽しみください。
 

グアム カハのギャラリーはハガニア地区にあり、スペイン広場やアガニアショッピングセンターから歩いて行けます。
 

DNA二重螺旋を表現した作品。
 

作品はどれも大きなキャンバスに描かれていますが、近くで見ると1つひとつ、とても細やかに描かれています。
 

壮大な作品に囲まれていると、なぜこのようなテーマを題材にしたのか詳しく話を伺ってみたくなります。
 

彼のアトリエはタモンにあります。チャモロ文化イベントの開催場所となることの多い、サガン・コツゥラン・チャモロ・カルチャーセンター・グアム(Sagan Kotturan Chamoru Cultural Center Guam)内です。
 

一見、気難しそうなアーティストに見えますが、声をかけると気さくに応じてくれます。創作の様子を見学できるので、興味のある人は立ち寄ってみてください。

Information

店名:グアム カハ
   (Guam CAHA, The Guam Council on the Arts and Humanities Agency)
営業時間:8:00AM〜5:00PM
定休日:土・日曜日
電話番号:(671)300-1204
場所:ハガニア地区DNAビルディング2階
URL:https://www.guamcaha.org
 

2022/11/16 グアム Island Time

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