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コロナ禍での現在のグアム

昨年3月に始まったグアムでの新型コロナウイルスの感染拡大は、まだまだ収まる気配を見せません。観光客が減少し始め、完全にストップしてからこの9月でちょうど1年半。一時は「ワクチンができれば観光業も再開できる!」と期待した時期もありましたが、その期待も空しく、観光業の再開はまだ先が見えていないのが現状です。
 

上の写真は平日4時頃のタモン。多くのレストランがオープンしていますが、ディナー営業前の静かな時間帯。もう少し陽が傾けば、ホテルロードにはジョギングに勤しむローカルの姿を見ることができます。
 

8月は、台湾からグアムにワクチンを接種しに来た観光客の姿をちらほらと見ることができました。しかし、多くの飲食店、小売店は厳しい現状が続いています。
 

島の人々の暮らしは、PUA(Pandemic Unemployment Assistance)と呼ばれる失業保険によって支えられてきました。これは、新型コロナウイルスの感染拡大により職を失った人、時間短縮労働で収入が激減した人に対して支払われていたものですが、1年6か月に及んだその支給も今月初めに終了。
 

PUA終了を見据えて新たな職に就いた人も、8月末から学校が閉鎖されたことで仕事に出かけられない人が続出。今後どのように暮らしていけばよいのか、途方にくれる人も多くいます。
 

PUAが支払われていた時は多少の外食やショッピングを楽しめたものの、今後は飲食店、小売店ともに厳しさが増すと言われています。
 

先日、グアム政府は中小企業を対象にした支援プログラムを発表。最大$50,000の資金を援助してもらえるというものです。受付開始早々、飲食店、小売店だけでなく、旅行会社、タクシー会社、スポーツジムなど、実にさまざまな業種からの応募がありました。
 

出口の見えない長いトンネルの中で、限られた資金をどのように使うか、無事に出口に辿り着くことはできるのか。会社経営者も家庭の家計も同じ。それぞれ財布の中身を確認しながらの、まだまだ苦難な日々が続くことが予想されます。
 

2021/09/17 グアム Island Time

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