チャモロの文化を体験!
Ta Nå’i Ånimu (タ・ナイ・アニム : 魂を捧げる) アート展開催中!
2024年7月13日(土)からグアム博物館でタ・ナイ・アニム (Ta Nå’i Ånimu)展が開催されています。各作品にリサイクル素材を使用し、環境問題への意識も高めるアート展です。
入口では、可愛いステッカーやポストカードが販売されています。チャモロ語でタイトル名が書かれたステッカーは、この島の文化を感じられる特別感がありますね。
この日はオープニングということもあり来場者で賑わっていました。会場に入るとまずラッテストーンのアートが目にはいってきます。ラッテストーンとはグアムの先住民チャモロ人の文化を象徴する巨石遺跡で、会場ではこの伝統的な遺跡をモチーフにしたさまざまな作品が展示されていました。
こちらの作品は地元のSTEM教育に力を入れているウンタラン中学校 (Untalan middle school) の学生による廃棄物をリサイクルした作品で、ペットボトルの蓋やガラスのかけら、泡立てネットなどが使われている作品が展示されていました。
*STEM教育(ステム教育)とは、科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)、数学(Mathematics)の頭文字をとった言葉で自分で学ぶ力を養う教育方法だそうです。
こちらは7歳の少年がチャモロの伝説『マイサ』を題材にした作品です。『マイサ』とは海の仲間を守るために戦うという主人公の魚の名前。紙の船に書かれたPROTECT(守る)、DEFEND(防ぐ)、SMART(賢さ)などのメッセージが糸で繋がっており勇気や友情の大切さを表現しているように感じました。
この展覧会では子供たちも一緒に楽しめるワークショップも開催されていました。海の生き物に色を塗って壁の網につけていくもので、次々と生き物が増えていき、まるで海の中を再現したような壁面アートが完成する楽しいワークショップ。たくさんの子供たちが思い思いの色を塗っていましたよ。
20人以上のアーティストが参加しているこちらのアート展には、まだまだ沢山の展示があり見ごたえがあるので時間のある時にゆっくり見てまわる事をおすすめします。このアート展を機にチャモロ文化の魅力を発見できる良い機会です!興味のある方は是非グアムミュージアムに足を運んでみてはいかがでしょうか。
Information
場所:グアムミュージアム (Guam Museum)
開催期間:2024年7月13日~10月18日
開催日時:火曜日~金曜日/午前9時~午後4時
休館日:土曜日~月曜日
*イベントにより開催日や開催時間は変更になることもあります。
タ・ナイ・アニム(Ta Nå’i Ånimu )展のみ入場無料
電話番号:(671)989-4455