グアム・ミクロネシア・アイランド・フェア
晴天の下、無事終了!
第29回グアム・ミクロネシア・アイランド・フェア(29th Guam Micronesia Island Fair)が5月3日(水)〜7日(日)の5日間にわたり、開催されました。
2年ぶりの開催となった今年は「セレブリティング・ザ・ラブ・オブ・カルチャー(Cerebrating the Love of Culture)」と題し、ミクロネシアの島々の伝統文化に敬意と愛を込めて、開催されました。
南の島々の伝統の踊りを鑑賞
メインステージで披露される各島の伝統の踊り。こちらはヤップ島のダンサーたちです。ヤシの葉で作ったヘッドアクセサリーやコスチュームのデコレーション、そしてカラフルなビーズのアクセサリーが印象的。音楽はなく手拍子や歌声、野生的な雄叫びでダンスが進行します。
こちらはパラオの方たち。古代の踊りではなく、島の言葉で歌われるポップソングに合わせて軽やかにステップを踏んでいきます。少しテンポの早い曲ではありますが、流れるような美しい動きが南国の島らしい踊りです。
チャモロダンサーもステージに登場。こちらは「グア・イレンシアン・タオ・タオ・タノ(Guma Irensian Tao Tao Tano)」というチャモロダンスグープ。
古代とスパニッシュのチャモロダンスを披露し、チャントと呼ばれる歌声を青空に響かせています。
その他、チューク諸島、マーシャル諸島、ポンペイ、台湾などが披露され、大きな拍手と喝采に包まれました。
島々のブース巡り
各島のブースにはたくさんの工芸品が並んでいました。どれも普段、グアムではお目にかかれない興味深いものばかり。
こちらはマーシャル諸島のブース。貝で作られたアクセサリー、壁掛け、コースターなどとっても素敵です。
こちらはタヒチのブースです。タヒチは本来はミクロネシアではなくポリネシアに位置しますが、特別参加。ブースには「TAMURE ORI TAHITI」と書かれており、意味を聞いてみると「島に伝わる情熱的なタヒチアンダンス」のことだそうです。
こちらにも貝で作られたアクセサリーが多数並んでいますが、デザインは島によって異なります。タヒチと言えば黒真珠。美しい輝きを放つブラックパールのネックレスもありましたよ。
グアムのブースではトロピカルフラワーを使ったヘアメイク体験。ブーゲンビリア、プルメリア、ハイビスカスなどの生花を飾って気分はチャモリータ(チャモロの女性を意味するチャモロ語)です。
以前、アイランドタイム本誌でもご紹介したことがあるグマ(GUMA, Guam Unique Merchandise and Arts)のブースには、たくさんのローカルアーティストの作品に出会うことができました。
2年前にスタートしたテキスタイルデザイナーの作品やグアムでは珍しい陶器など、次々と誕生するローカルブランドや素敵なアイテムが並びます。
ローカルイベントで子供たちに人気のカラバオ(水牛)ライド。日本でカラバオに乗ることなんて、めったにないですよね。カラバオは昔からグアムの人々の暮らしを支えてきた貴重な家畜。これも立派なカルチャー体験です。
やっぱり外せないグルメ
グアムでイベントと言えばグルメは外せません。トニーローマやカリフォルニア・ピザ・キッチンなどの人気レストランもブースを出していました。
外で食べるグアムのソウルフード、BBQは格別。期間中は天候に恵まれ、青空が広がりました。俄然、食欲も沸いてきますね!
こちらは最近グアムの子供たちに人気のかき氷屋さん。自分で好きなシロップを好きなだけかけられるとあって、子供たちは大はりきり。10種類すべてのシロップをかけて、見た目も味も大変なことになっていますが…
今年のグアム・ミクロネシア・アイランド・フェアは日本のゴールデンウィークとも重なり、多くの人出で賑わいました。普段のグアム旅行ではなかなかできないミクロネシア体験。毎年春に開催されていますので、来年もまたお楽しみに!