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チャモロ文化を丸ごと体験！
イベント『ディナナ・プラン』開催

グアム各所で開催されているチャモロ文化を体験できるイベント。コロナ禍においてどれも縮小気味ではあるものの、そして観光客の姿は少ないものの、グアムの人たちは存分にチャモロマンスを楽しんでいます。
 

3月19日（土）にはサガン・コツゥラン・チャモロ・カルチャーセンター・グアム（Sagan Kotturan Chamoru Cultural Center Guam）で、チャモロ文化を体験できる参加型イベント『ディナナ・プラン（Dinaña Pulan）』が開催されました。ヤシの葉編み、スパニッシュオーブンでのパン作り、カラバオライド、スリングストーンなど、観光客にはお馴染みのものから「え？何それ？」というものまで。来年はぜひグアムの人たちと一緒にチャモロ文化を楽しんでくださいね。
 

今回のイベントの中で行われた ヤシの葉編み と スパニッシュオーブンでのパン作り は以前に紹介した通り。詳しくは過去記事をご覧ください。
 

青空が広がったこの日、タモン湾を美しく見ることができる高台にあるこの場所で興味深かったのは、スリングストーン・コンペティション。スリングストーン（Slingstone）とは投石器のことで、古代社会では戦いの武器として使用されていたそうです。
 

ちょうど、このカルチャーセンター内にあるミニミュージアムにスリングストーンが展示されていました。
 

スリングストーンはチャモロ語では「アチョ・アトゥバット（åcho’ atupat）」と呼ばれ、アチョ（åcho’）とは石や岩のこと、アトゥバット（atupat）とはココナッツやパンダナスの繊維で作られた、石を飛ばすためのロープ状のもののこと。現代でもジャングルの奥深く、またはビーチでレモンの形をした石が見つかることがありますが、それがまさしくアチョ（åcho’）です。。
 

古代のチャモロ男性にとって生きていく上で必要だった、スリングストーンを上手に使いこなす技術。ここ数年、的に向かって投げるスポーツとして復活、注目を集めています。
このイベントでもオレンジ色に当たれば2点、黒い所なら1点というルールで、小さな子供から大人まで、そして初心者から上級者まで、多くの人たちが挑戦していました。オレンジ色に当たるとカーンという高い音がして、観客に「おぉ〜」というどよめきが起こります。興味深い、楽しい催しでした。
 

サガン・コツゥラン・チャモロ・カルチャーセンター・グアムには9つの建物があり、ミニミュージアム、薬草の展示紹介、ギフトショップなどになっています。イベントでは、その9つすべてをまわってスタンプを集めるとラッフル（抽選）に参加できるというスタンプラリーもあり、今回はゆっくり各建物で行われている活動を見ることができました。
 

とにかく晴天に恵まれたこの日。子供たちを乗せて大活躍したカラバオも冷たいシャワーを浴びて、気持ち良さそう。
久しぶりのグアムらしいのんびりとしたローカルイベント。コロナに負けず、日常が戻ってきたなぁと感じました。

Information

施設名：サガン・コツゥラン・チャモロ・カルチャーセンター・グアム
　　　　（Sagan Kotturan Chamoru Cultural Center Guam）
営業時間：11:00AM〜6:00PM（臨時休業の場合も多いので事前に要確認）
定休日：日曜日
電話番号：（671）688-7290
場所：タモン地区
URL：https://www.facebook.com/skchamoru/
 

2022/03/23 グアム Island Time

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