不安要素はあるものの
とりあえずはホリデーシーズンを楽しもう!
新型コロナウイルスで始まった2021年。カレンダーが残りわずか2枚となった現在も、まだ収束の見通しが立っていません。1年で一番盛り上がるクリスマスを約2か月後に控え、島民の気持ちは徐々に盛り上がってはいますが、さまざまなところでコロナによる影響を受け、思うように事が進んでいかないことも多々あります。
例えばガソリン価格。日本でも車のガソリン価格の高騰がニュースになっているようですが、グアムも同じ。先週にはとうとう1ガロン(約3.78リットル)が$5を超えてしまいました。昨年のこの時期の価格は$3.68、そして今年2月は$4、そしてとうとう$5です。
数年前もガソリンが高騰し、1ガロン$4.99までいったのですが、そこで価格が下がり始め$5を超えることはなかったのですが、「今回はとうとう超えてしまった!」という感じ。
グアムは車社会。車無くして日常生活を送ることはできないので、なんとも頭のイタイ問題。
また、コロナの影響による労働者不足で、物流遅延、そして物流コストの高騰がアメリカ全体で大きな問題となっていますが、もちろん、その影響はグアムにも及んでいます。食料品や生活用品といったものから新車まで品不足。そして物流コストの高騰と品不足からくる商品の値上り。新車の値上りはともかく、食料品の値上りはこれまた頭がイタイ。
食料品の価格はこの1年で8.8%高騰しているそうですが、上の写真はグアムで8店舗を展開するスーパーマーケット、ペイレススーパーマーケット(Payless Supermarket)でのベーコンの価格。安くなって$10.49!セール前の価格は$11.19です。ベーコンは毎朝の食卓に欠かせないメニューですが、こんなに高ければなかなか食卓には出せそうにありません。
さて、今月下旬からは年に一度の超特大ショッピングシーズン、クリスマス商戦が始まります。夏頃から「今年のクリスマスプレゼントの準備は早めに!」と言われていましたが、どうやら今からジタバタしてもすでに手遅れの様子。本来ならサンクスギビングデー(Thanksgiving Day)翌日のブラックフライデー(Black Friday)からプレゼントを買いに走るのですが、せめてブラックフライデーまでに買い物を済ませる方が得策かもしれません。
昨年の今頃はワクチン開発に期待し「ワクチンさえ接種すれば!」と思っていましたが、なかなか思うようにはいかず、クリスマスを控えた年末に、暮らしを直撃するガソリンと食料品の値上げになるとは。
昨年同様に「来年こそは!」と期待していいのかどうかもわからないまま、モヤモヤする気持ちを抱えながらグアムの人々はホリデーシーズンを迎えます。