グアム 新型コロナウイルス対応
街は少しずつ開放されています!
8月16日から始まった2回目のロックダウンは少しずつ規制が緩和され、一時と比べると少し街に活気が戻ってきたような気がします。しかし、人々の外出機会が増え、10月に入ってからは毎日一日50名以上の新規感染が確認されています。約17万人というグアム人口から考えると、日本とは比較にならないほどの高数値。高い感染リスクを伴う中での規制緩和です。
9月25日(金)正午からオープンしたショッピングモール等の小売店でも入場制限を行い、人気のアウトレット店、ロス ドレス フォー レス(ROSS Dress for Less)では毎日店の前に長蛇の列ができています。
飲食店もテラス席等、アウトドアでの食事なら可能ということで、臨時のアウトドア席を用意するなど集客に努めています。
現在は新型コロナウイルスの感染拡大防止とグアム経済の回復が最優先課題で、観光業再開についてはまったくの未定。先日の日本航空(Japan Airlines)の発表によると成田-グアム便は11月末まで欠航。現在、グアム国際空港(Antonio B. Wonpat International Airport)に発着する旅客機はユナイテッド航空、韓国のジンエアー、フィリピン航空の3社のみです。
グアムへの入島者への検疫については、引き続き14日間の隔離が義務付けられています。しかし、入島後は一旦、政府指定の施設に隔離されますが、6日後の検査の結果が陰性であれば、残り8日は指定施設以外での隔離が可能となっています。
ゴルフやスキューバーダイビングなど人との接触のないアウトドアスポーツ、射撃場、美容院なども、さまざまな条件下で営業を再開しています。しかし、「復興ガイドライン」は依然、最も厳しい PCOR1(Pandemic Condition of Readiness)のまま、ロックダウンも継続中。街は少しずつ動き出してはいるものの、厳しい現状に変わりはありません。
グアムではほとんどの人が外出時はガイドラインに従い、行動しているのがせめてもの救い。マスク着用、ソーシャルディスタンス、手の消毒はすっかり日常の一部となっています。規制が緩和されたからこそ、再度気を引き締めて日々を過ごしていくのみです。