グアムの基礎情報
日本から一番近いアメリカと言われる南国の楽園グアム。アメリカの雰囲気も漂わせつつ、先住民チャモロ人やスペイン統治時代の香りが残る西太平洋のマリアナ諸島南部に浮かぶグアム。日本から飛行機で約3時間半、時差たった1時間で常夏グアムの人の穏やかな気質にあなたも癒されることでしょう。
グアム島の大きさは?
グアム島の大きさは東京23区や淡路島と同じくらい。天候は一年を通じて常夏ですので年中海水浴やマリンスポーツを楽しむことができます。大きく乾季(11月~4月)と雨季(5月~10月)がありますが、年間の平均気温は28度と著しい気温の変化はありません。雨季と言っても日本の梅雨季のように毎日雨が降るわけではなく、雨やスコールの回数が多くなる天候です。台風はこの時期に起こりやすいです。
南国の美しい花に溢れるグアム
グアム島花はブーゲンビリア (Bougainvillea)、別称でペーパーフラワー。花言葉は「情熱」で島のいたるところで見ることができます。花といっても厳密には花びらではなく苞(花を取り巻く葉)の色です。苞の中に小さな花のようなものが突起していますが、これは花の萼(がく)になっているという珍しい花です。咲き誇っている姿はとても優雅で、南国グアムを表すにはピッタリな赤やピンク、紫、オレンジ、白の鮮やかな色彩です。その他にも南国を代表するプルメリア(Plumeria)、ハイビスカス(Hibiscus)、レッドジンジャー(Red ginger)、サンタンカ
(Ixora,)、数十種の美しいランなど島にはいつもトロピカルムード溢れるカラフルな花が咲いています。
様々な人種が暮らすグアム
グアムの人口は16万9312人(2015年現在)。グアムの先住民はチャモロ人で、マリアナ諸島に住む先住民の名称です。現在は住民の40%がチャモロ人、次いで24%がフィリピン人、アメリカ人15%、その他が21%となっています。グアムに住む日本人は4000人程度と言われています。公用語は英語とチャモロ語で、チャモロ語の多くの単語はスペイン語を語源としていますが、フィリピンのタガログ語、英語などをミックスした言語。島の住人のほとんどがキリスト教徒で、うち85%がカトリック信者です。17世紀「サン・ヴィトレス神父」によって、グアムにカトリック教がもたらせました。
奥深い伝統の味チャモロ料理
グアムのローカルフードはチャモロ料理と呼ばれグアムに伝わる伝統料理で、これまで統治されてきたスペイン、日本や東南アジアの影響もあり醤油ベースの味、ココナッツや唐辛子、レモン汁や塩で味付けしたものが多いのが特徴。お米をアチョーテの実で赤く色づけしたレッドライスというご飯や、チキン、ビーフ、海老などをココナツと一緒に柑橘の汁、塩などでマリネしたケラグエン、牛肉と細かく切った野菜をココナツミルクで煮込んだビーフ・ティナタックなど様々な伝統料理がグアムにはあります。そしてグアム島にある19の村々でフィエスタと呼ばれるお祭りがあり、そこでは数多くののチャモロ料理が振舞われ、誰でも気軽に楽しめる盛大なお祭りになっています。村によって規模は様々ですが、日取りも村ごとに異なるため毎月のようにどこかの村でフィエスタが開催されています。その他にもフルーツを名に冠したフィエスタが開催されます。
車社会のグアム
グアム島での交通手段は車です。公共の乗り物が日本のように多くないため、ショッピングバス、タクシー、レンタカーなどを有効に利用するのがお勧めです。レンタカーを借りてショッッピング、島内観光、ちょっと離れたローカルの間で流行っているレストランなどに行くのもお勧めですが、気をつけないといけないのがグアムでは左ハンドル、右側走行、速度表示もkmではなくマイル表示と異なる交通ルールもも多いため、細心の注意を払い、安全を心かけてください。
通貨とチップ
グアムはアメリカの準州であり使われている通貨はアメリカドルとなります。準州によりアメリカの州税はかかりません。ただアメリカ本土と同様に、チップを渡す習慣があります。レストランで食事をしたら目安は10〜20パーセントほど。通常サービスをしてくれた人に渡しますが、既にサービス料金が含まれている場合は、チップを渡す必要はないので、支払う前に請求書を確認しましょう。