展示会「南の楽園マリアナ諸島の真実」
帝京大学総合博物館にて開催
グアム政府により正式にグマ(チャモロダンスグループ)に認定されている日本人チャモロダンスグループ、グマ・ファマグウン・タノ・ザニ・タシ(Guma’ Famagu’on Tano’ Yan I Tasi)。メンバーは帝京大学で学ぶ学生や卒業生たち。率いるのは教授の中山京子さんです。
メンバーたちは年に数回来島し、「チャモロダンスマスター」の称号を持つフランシスコ B.ラボン氏(Mr. Francisco B. Rabon)の下でレッスンを重ねるとともに、グアムの歴史スポットや文化人を訪ね、グアムの歴史や文化を学んでいます。
こちらは今年2月にイナラハン村にあるゲフパゴ歴史公園で開催されたチャモロダンスイベント『ディナニャ・ミナゴフ・チャモロダンスフェスティバル(Fiestan Dinana’ Minagof)』の様子。グマ・ファマグウン・タノ・ザニ・タシはほぼ毎年このイベントに参加し、グアムの人たちからも高い注目を集めています。
こちらは2016年のチャモロビレッジ ナイトマーケットでのパフォーマンス。2017年8月にはグアムプレミアアウトレット(Guam Premier outlets)でもダンスを披露し大盛況となるなど、グアムを訪れる度に各所でチャモロダンスを披露しています。
メンバー全員で古代のダンスからスパニッシュスタイル、チャント(詠唱)、音楽の演奏まですべてをこなします。何度も一緒にやっているグアムの応援メンバーとの息もぴったりです。
グアムを訪れた際にはローカルアーティストと時間を過ごしたり、時にはローカルパーティーに招かれグアムの人々の日常の暮らしに触れることも。
上の写真はグアムの伝統的なスタイルを踏襲しつつ、モダンで洗練されたアクセサリーを創るアーティスト、ジル(Julie Quichocho Benavente)と共に。下は美しい色彩が印象的な作品を多く手がけるマーク・デリソラ( Mark Dell’Isola)氏のアトリエにて。
ローカルパーティーではBBQを食べたり、ココナッツ割りに挑戦したり、グアムライフを楽しみます。
そしてこのようなグアムやチャモロについての数々の体験は、日本へ持ち帰りイベントを通して発信されています。
国際交流フェスティバルなどでチャモロダンスを披露したり、今年は小学校に出向いて子供たちにチャモロダンスの指導も行ったそう。彼らは日本で最もグアムやチャモロについて精力的に活動しているグループと言っても過言ではありません。
さて、2018年1月16日(火)〜20日(土)まで帝京大学総合博物館にて、中山教授を中心としたグマ・ファマグウン・タノ・ザニ・タシによる展示会「南の楽園マリアナ諸島の真実」が開催されます。
グアムだけでなく、サイパン、ロタ、テニアンを含めたマリアナ諸島の豊かでユニークな文化、世界の国々に翻弄された歴史など、南国リゾート地のイメージが強い島々の知られざる一面を紹介します。
グマ・ファマグウン・タノ・ザニ・タシはグアム政府に認定されて今年で5年。中山教授はそれ以前からグアムに通い、歴史や文化を研究しています。彼らだからこそ知り得た情報や、マリアナ諸島の島々に何度も足を運んだからこそ感じた思いなど、とても興味深い内容となっています。
彼らの活動は フェイスブック で詳しく紹介されています。
展示会「南の楽園マリアナ諸島の真実」
開催期間:2018年1月16日(火)〜20日(土)9:00AM〜5:00PM
開催場所:帝京大学総合博物館(帝京大学八王子キャンパス ソラティオクスエアB1)
入場料 :無料
URL:https://www.teikyo-u.ac.jp/introduction/tum/exhibition/mariana_islands.html