グアムで見かける牛の像はなに?
グアムで車を走らせ観光しているとカラフルな牛の像をよく見かけます。
南国風にペイントされた可愛らしい姿がグアムらしく、写真をインスタにアップする人も多いよう。
街中でも見かけるこちらの牛の像、ショッピングや散歩の合間に見つけるとなんだか心がホッコリしてしまいます。グアム滞在中に写真を撮った方もいるのでは。
子供に人気のこちらの牛の像、
「いったいどうして?」「なぜ牛?」と不思議に思った方はいませんか?
牛、水牛そもそもどっち?何か特別な意味があるの?
車や耕運機などがなかった時代に畑を耕したり重いものを運んだりしていた力持ちの水牛。スペイン統治時代にフィリピンから運ばれてきたのがグアムでの水牛歴史の始まり。グアムの人々の生活に無くてはならない存在だったそう。
成長すると約400kgにもなると言われるこちらの水牛、グアムでは一般にオスの水牛をカラバオ(carabao)、メスをカラバラ(caraballa)と呼びます。さらにそれだけではなく、1頭ずつ名前がつけられ家族の一員のように愛されているのです。なんだか可愛らしいですね!
今ではグアム各村で開催されるビレッジフェスティバル、毎週水曜日に開かれるチャモロビレッジ・ナイトマーケット、バレーオブザラッテ・アドベンチャーパーク(Valley of the Latte・Adventure Park)などに登場。
本物の水牛に乗れるチャンス!つまりカラバオ試乗体験があるなど、グアム文化の象徴としてツーリストにも親しまれています。
実は、町おこしプロジェクト!
グアムを代表する動物として知られる水牛(カラバオ)を使ったのが2006年に始まった街プロジェクト、「Carabaos on Vacation(カラバオズ・オン・バケーション)」。
様々な企業やショップがそれぞれ真っ白な水牛のモニュメントを購入し、そこに絵を付けてディスプレイしオリジナルカラバオを作るという仕組みになっています。
モニュメントは顔を下に向けて立っているタイプ、首を伸ばし上を見上げるタイプ、また地面に寝そべっているタイプと3通りのデザインがありますが、同じ形の像でも色や設置される場所が変われば全く違う水牛に見えるから不思議です。
また、レストランの前、ホテルのプールサイド、建物の中、歩道の横、空港などと設置されている場所も様々。フルーツ柄にお花柄、カラフルなものから一色だけのシンプルなものまで、ありとあらゆるカラバオが島中に設置されています。
グアム滞在中にお気に入りのカラバオと一緒に記念写真を撮ってインスタにアップしてみたり、仲間と一緒にカラバオ探しゲームに挑戦したり、カラバオ巡りのドライブへ出かけるなどという新しいアクティビティーに挑戦しても盛り上がるかもしれませんね。グアム旅行の思い出で作りに是非カラフルで可愛いカラバオを探してみてください。