






毎年9月に開催されるマンギラオ・ドニ・フェスティバルは、グアムの食文化に欠かせない唐辛子“ドニ”をテーマにしたユニークなお祭り。今年で15回目を迎え、辛味を楽しむ料理やソースはもちろん、チャモロ料理、バーベキュー、南国フルーツのドリンク、ライブパフォーマンスなどグアムならではのローカル体験が満喫できます。
入り口近くにあるのはフードトラックではなく移動式のATM。現金にしか対応していない屋台も多いので来場者にとってはとても便利なサービスです。
会場には香ばしいバーベキューの煙が立ちのぼりフィエスタ料理や揚げたてのドーナツ、フルーツスムージーなどが並ぶ屋台がずらり。ローカルミュージシャンの演奏も響き渡り、日本の夏祭りとはひと味違った南国ムード満点のイベントでした。
地元の人々に愛されるフライドチキンの屋台には、ひときわ長い行列ができていました。カリカリチキンとピカソースは最強コンビ!辛さと旨みがクセになりそうですね。
グアム産の唐辛子を使った調味料やお菓子がずらりと並ぶブースではスパイシーガーリックソルトやパウダーフィナデニ、マンゴーやストロベリーのピリ辛グミなど普通のスーパーではあまりみかけないユニークな商品が目を引きます。
こちらはグアムの家庭に欠かせない伝統的な唐辛子ペースト、ディナンシェ(Denanche’)です。唐辛子、ナス、カニペースト、ココナッツミルク、味噌などを使いその調合は各家庭の秘伝の味。ハンバーガーをはじめ多くの料理の隠し味として使われていて、その奥深い辛さが料理の風味を一層引き立てます。その場で購入したフードににちょい足しで、味が激変!食べ比べもおすすめです!地元のレストランでもディナンシェを使ったメニューが味わえるのでチェックしてみてくださいね。
定番の辛さに加えレモン&オニオンやビネガー&シーソルトなど、ひと味違うフレーバーのディナンシェも並びます。味見させていただきましたが、はじめはとても爽やかな味ですがあとから辛さがガツンとくるクセになる味わいでした。
ガーリック風味やパイナップル入りなど、ディナンシェの種類はとっても豊富! 地元スーパーでも買えるブランドもあるのでお土産にもぴったり♪
ドニフェスでしか手に入らないレアなドニフェス限定のキャップや唐辛子モチーフのユニークなハットも販売されていす。お祭り気分を盛り上げてくれそう!
他にも地元の農家や園芸家も出店し各種の唐辛子の苗木など植物なども出店されていて普段は料理の中でしか見ない唐辛子が、こんなに可愛らしい姿で育っているなんて驚き!ベランダで育てるのにぴったりだそうで食べられる観葉植物としても楽しめそうです。
隣接する広場には子どもたちが元気いっぱい遊べる遊具が並び、家族連れで賑わっていました。グアムの子どもたちはとてもフレンドリーで、観光で訪れたお子様も自然と地元の子どもたちと触れ合える貴重な機会となっています。言葉が通じなくても笑顔を交わすことで、子どもたちにはかけがえのない国際交流の思い出が生まれるでしょう。こうした心温まる交流も、グアム旅行の大きな魅力のひとつと言えますね。
今年も、ベスト・ディナンシェやベスト・ピカ・デザート、ベスト・カドン・ピカなど辛さを競うコンテストが開催され、唐辛子のサイズを競う大会や激辛唐辛子の早食いチャレンジなどユニークな企画も人気だったそうです。最終日には花火も打ち上げられ、祭りを華やかに締めくくりました。機会があればグアムのお祭りに参加してみてはいかがでしょうか?
マンギラオドニフェスティバル(Mangilao Donne Festival2025)
開催期間:毎年9月
場所:ルート10沿いサンタ・テレシタ・カトリック教会の隣、マンギラオ・ナイトマーケット敷地内
*公共の交通機関はごさいません。タクシーまたはレンタカーをご利用ください。