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チャモロマンスイベント
スパニッシュオーブンのパン作りに挑戦!

今日もチャモロイベントの体験レポート。スパニッシュオーブンを使ったパン作りです。
 

その前に「スパニッシュオーブンって何?」と思った人へ、簡単に説明しましょう。
 

スパニッシュオーブンとはその名前の通り、スパイン統治時代に使われていたオーブン。石を積み上げて作られた、いたってシンプルな造りです。
それまでのグアムには小麦粉を使って生地を作り、窯で焼いて食べるという食文化は存在していませんでしたが、16世紀になりスペインがグアムを統治し始めるとチャモロの人々はスペイン人からそのレシピや作り方を教わり、パンや焼き菓子を食べるようになります。
 

スパニッシュオーブンというのは後にそう呼ばれるようになっただけで、チャモロ語では「ホッヌ(Hotnu)」と言い、今でもジャングルの奥深くで当時のホッヌが見つかることもあるそうです。
 

さて、それではパン作りに挑戦です。
 

今回はココナッツブレッドとシナモンロールの2種類を作ります。
まずは生地作り。パンの種類によって材料や分量が少し変わるようですが、そこはチャモロ流。すべて目分量で混ぜていきます。
 

次は参加者みんなで生地を形成。こちらはシナモンロールを作っている様子。生地にたっぷりシナモンシュガーをふりかけていきます。すでにもうおいしそう!
 

生地が完成。パン作りに必要な一次発酵、二次発酵は屋外ということでおしゃべりをしている間に終了。気づけば十分膨らんで、あとはオーブンで焼くだけです。
 

オーブンも十分熱せられて準備完了。生地をオーブンへ。
焼き時間を聞いてみるとなんとわずか5分だそう!
 

またまたおしゃべりをしている間に焼きあがりました!焼き色がついておいしそう!オーブンから取り出しているのが、今回パン作りを教えてくれたトニーさんです。
ちなみに、現代のホッヌはこんな感じ。ブロックを積み上げて作られています。
 

バターやアイシングを塗って完成です。
こちらはココナッツブレッド。一番上の写真はがシナモンロール。焼きたては熱々でふわふわ。素朴なおいしさと食べ応えのあるもっちり感もあります。家のオーブンで焼くのとはおいしさで、これがホッヌのパン。グアムに住んでいても、ヤシの葉編以上になかなか経験する機会のないおいしさです。
 

今回、参加したイベントはこちら。
 

3月の毎週日曜日、11時からサガン・コツゥラン・チャモロ・カルチャーセンター・グアム(Sagan Kotturan Chamoru Cultural Center Guam)にて開催されています。
 

2022/03/17 グアム Island Time

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