家計が大ピンチ!
物価高騰が止まらない!
日本のニュースでも取り上げられることがあるようですが、アメリカのインフレが止まりません。約40年ぶりの高い水準とも言われる今回のインフレ。グアムでは食品を含め、生活必需品のほとんどを島外から輸入しているためアメリカ本土と比べると物価が高くなりますが、今回のインフレでさらに高騰。人々の暮らしを直撃しています。
物価高騰について、以前の記事はこちら。
グアム・コンシューマー・プライス・インデックス(The Guam Consumer Price Index, グアム消費者物価指数)によると、2020年9月〜2021年9月までの1年間の物価高騰は以下の通り。
・食料品全体 8.8%UP
・牛肉 21.3%UP
・豚肉 12.5%UP
・鶏肉 12.4%UP
・シーフード 18.2%UP
2021年9月以降も値上がりは続き、今後も続くと予想されています。
グアム島内で8店舗を展開するペイレススーパーマーケット(Payless Supermarket)の各売り場では、価格を見ながら悩ましげに商品を手に取る人々の姿が見られます。
こちらはリブアイステーキ。1bl(約454g)$16.19。100g当たり$3.56(約410円)。
(1月10日時点の値段。$1=115円)
約400gほどのステーキなら、グアムの人ならペロリと食べてしまいます。これが家族人数分となると…
では、家計の味方、豚ミンチ肉はというと、こちら。
1bl(約454g)で$3.99。100g当たり$0.87(約101円)。これぐらいなら何とか頑張ってやりくりできそう?! しかし、グアムの人々の食べる量は日本人とは比較にならないほど多いですからね…
朝食の定番、シリアルの値上がりもかなりのもの。子供が多い家庭では、朝食代だけでもいくらかかるか…。もちろん、卵も牛乳もベーコンもソーセージもみ〜んな値上がりです。
インフレの要因は
・ガソリン価格の上昇による輸送費の高騰
・家畜飼料の値上がり
・人手不足による賃金の上昇
・パンデミックによる供給網の混乱
などが挙げられていますが、一体このインフレ、どこまで上がり続け、いつ止まり、いつから値下がり始めるのか。
グアム経済を支える観光業再開が見通せないグアムでは、未だ失業者や時短労働者が多く、厳しい生活を強いられている家庭も少なくありません。
インフレ解消はそう簡単に解決できる問題ではありませんが、オミクロン株の拡大が止まらないアメリカ。なんとかこれ以上ひどい状態にならないよう祈るばかりです。