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オミクロン株のグアムへの影響
新型コロナウイルスの変異株オミクロン株が世界各国で確認されています。
グアムではまだ確認されていませんが、採取された検体はグアム島内では解析できずハワイへ送られ、結果が出るまでに数週間かかることを考えると、デルタ株の時もそうでしたが、確認された時にはすでに市中感染のリスクが高まっているかもしれません。
とはいえ、マスク着用などの基本的な感染対策が義務付けられているグアムで私たちにできることといえば、引き続き感染対策をしっかりすることのみ。行動規制が厳しくなるなどの措置はなく、平常通りの生活が続いています。
しかし、観光業に目を向けると厳しい状況に。
韓国が入国検疫を緩和したことにより、10月頃からグアムでは韓国人観光客の姿を見かけるようになりました。そして12月からは韓国からの航空便が増便され、さらに多くの韓国人観光客を迎える予定でした。そんな矢先のオミクロン株の出現。
韓国政府が入国の際の検疫隔離を再開することを発表するやいなや、グアムに来ていた韓国人ツーリストが予定を変更して急遽帰国。韓国からやってくる航空便もキャンセルが相次ぐ状況になってしまいました。
来年の観光業は明るい展望を持っていましたが、今後オミクロン株の研究が進み、解明された実態によってはその展望を考え直す必要があるかもしれません。
在住日本人としては、日本もグアムも新規感染が収まり一安心していたところ。1日も早い検疫隔離の緩和を期待していたのですが、まったくそれどころではなくなってしまいました。
一難去ってまた一難。どうか、オミクロン株について明るいニュースが聞かれますように。