世界中のすべての人が素敵なクリスマスを過ごせますように!
クリスマス ドネーション
11月は、これから迎えるサンクスギビングやクリスマスの準備にグアムの人たちは大忙し。しかしその一方で、ドネーション(寄付)やボランティア活動も活発になる時期。自分たちだけでなく、世界中のすべての人が幸せなクリスマスを過ごせるよう、さまざまな活動が行われています。
現在、さまざまな場所で見かけるこちらの大きなボックス。これは「トイ・フォー・トッツ(Toys for Tots)」というボランティア活動で、アメリカの海兵隊により毎年全米で行われているクリスマスプロジェクトです。
toyはおもちゃ、totは小さい子供を意味し、クリスマスに貧しい家庭の子供たちにおもちゃを届けます。
始まりは1947年。ある少佐の夫人が自分で作った人形を貧しい家庭の子供たちへのクリスマスプレゼントとして届けたことが始まりだとか。以来、70年以上にわたり続けられています。
今年はグアムでも30箇所以上にこのボックスが設置され、新品で包装をしていないおもちゃを受け付けています。
こちらは「オペレーション・クリスマス・ドロップ(Operation Christmas Drop)」のボックス。1952年から始まったアメリカ空軍によるボランティア活動で、グアムと日本に配備されている空軍基地が中心となって活動しています。
今年、寄付を募っている主な商品はハンマーやスクリュードライバーといった工具、それらを収納する工具箱、絆創膏やテーピングといったファーストエイドアイテム、釣り用のフック、石鹸やシャンプーなどの洗面具など日常生活に直結したもの。
そして集まった物品は、グアムの南に位置するミクロネシア連邦(ヤップ州、チューク州、ポンペイ州、コスラエ州)に届けられます。
空軍による活動ということで、輸送はもちろん空輸。寄付の品を詰めた大きな箱にパラシュートを取り付け、空から目標着地点に向けて投下されるのです。
その他、さまざまな団体がドネーション活動を行い、多くの企業が協力。12月初旬の締め切りには、箱は多くの商品で溢れています。
一人でも多くの人が笑顔になるよう、ドネーション活動にも力を入れるグアムの人たち。ドネーションボックスが一杯になると、見ているだけで幸せな気分になれそうです。